はじめてのバイク選びで注意すること・体験談
この記事の目次
はじめてのバイク選びで注意すること
やっとのおもいで免許を取得し、これからバイク選びを考えているあなた!!
ちょっとまったーーーー!!
せっかく将来の相棒を選ぶんですから、納得がいくお店で最高のバイクを手に入れたいと思いませんか?
気に入ったバイクなのに故障ばかり…。
「こんなはずじゃなかった!!」となってしまう前に、バイクを買うときの注意点をお教えします。
バイク選びの際に注意すべきこと
今回、この記事を書こうと思ったのは、大学時代に私自身が苦労した経験があるからです。
まずは私の体験談をお話します。
中学生の頃からバイクが好きだった私は、大学に入ってすぐに普通二輪免許(中型免許)を取りに行きました。
必死にバイトして、少ない貯金コツコツ貯めて念願のバイクをすることになったのです。
最初に購入したバイクはKawasakiの「Balius250・初期型」
「250ccのわりには馬力が高く、水冷4気筒で400ccにも引けを取りません!」
という雑誌の情報をみて、”こりゃすげー!!”
と近くのバイク屋へ足を運んだのが経緯(いきさつ)です。
そこでたまたまBalius250を発見!!
し…しかも求めていたブラックカラー!!
運命の出会いを感じ、その店で「Balius250」を買うことに決めました♪
そこのバイクショップは昔からあることは知っていたので、
「ずっとこの店やってるし大丈夫!!」
という安心感から契約を急ぎました。
しかし….最初に選んだこの相棒がとんでもない故障車だったのです….。
納車2週間目のことです。
信号待ちの時に異臭を感じ、確認するとエンジン部分からオイル漏れ。
納車1か月以内は保証があったので、購入したショップへそのまま向かい即修理をお願いしました。
整備士の判断では”漏れではなく滲み”とのことで応急処置で対応。
整備士が言うので間違いないと信じ、そのまま乗ることにしました。
しかしその2週間後、今度はツーリング途中で高速道路でエンジンが急停止。
ガソリンがなくなったのかと思いタンクを確認しても、ガソリンは並々。
まさかと思い、エンジン部分を確認するとまたもオイル漏れ…。
レッカーを呼んで自宅まで送ってもらい、慌ててバイクショップへ連絡すると
「保証期限が2日過ぎているので有料になります。」と言われ、府に落ちませんでしたが泣く泣く修理を依頼。
6万円~8万円の修理費が発生し、これで大丈夫と愛車を引き取りました。
そしてその1週間後、今度は走行中にリアテールランプのフェンダーが走行中に外れ、タイヤに巻き込まれて転倒。
外れた部分をよく見てみると、リアフェンダーと本体をつなぐネジ穴が数本あるにもかかわらず、ネジが刺さっていたのはたった1本だけ。
これはさすがにと思い、”ネジ穴がこんなにあるのに1本だけなのは何故ですか?”と聞くと、整備士は”走行中に外れたのでしょう”との返答をされました。
修理をするなら費用がかかると言われ、あまりの発言に呆れてしまい、別のバイクショップへ持ち込むことに。
そこの整備士の方に見てもらうと「明らかな整備不良」と言われ、かなり驚いたのを今でも覚えています。
それでもせっかく買った愛車なので、1年弱はBalius250に乗り、その後別れを告げました….。
そして現在は「KawasakiのZX-9R」に巡り合い、この8年間は何の故障もなく走ってくれています。
この私の長くなった苦労話を教訓に、注意点をお伝えしようと思います。
欲しいバイクをちゃんと調べる
当たり前のように思いますが、これがなかなか難しいです。
自分が欲しいと思うバイクを探すときに皆さんはどうしていますが?
Gooバイクで最低額を設定し、近場に登録されているバイクショップを見ては”欲しい欲しい”と言っていませんか??
雑誌やカスタムショップの宣伝を見て、こんなバイクが欲しいと思っていませんか?
広告宣伝は確かに魅力的ですが、掲載されている商品はショップ側が売りたい商品がほとんどです。
なので、ショップによっては車両の状態に当たり外れが激しく、私のように故障車をつかまされる可能性もあります。
バイクショップへ自分で足を運び、自分の目で愛車となる車両の状態を確認した方がいいでしょう。
錆を調べる
ショップにバイクを見に行くとまず目が行くのは「価格」と「走行距離」ではないでしょうか?
もちろん大事なことですが、それよりも見てほしいのは「車体の錆」です。
特に「タンク内部の錆」と「フロントフォークの錆」は発見したら要注意!!
タンク内部の錆を見つけた場合は購入をあきらめるか、どうしても購入したい場合は”タンクを交換”をしてからの購入をお勧めします。
錆がガソリンに混じるとエンジンの故障へと繋がり、莫大な修理費がかかります。
フロントフォークはクッションの役割を担っており、油圧を使って段差に応じて上下します。
フロントフォーク内のオイルが出ないようにゴムのシールがつけられていますが、そこに錆が付くとオイルが滲み出てきてクッションの役目を果たせなくなり、これも修理費がかさみます。
タンク、フロントフォークのいずれも走行中にトラブルが起きると面倒なので是非注意してみてください!!
メーターと年式の差
バイクの年式が古いのに走行距離が少ないから買おう!!
とお考えの方は買うのをいったんストップしてください。
「年式が古いのに走行距離が少ない」というのは「年式分の走行ができていない車両」ということになります。
自動車やバイクといった機械はオイルの潤滑剤として内部の鉄を動かしています。
つまり、何十年もオイル交換や整備をされていない車両の可能性があるのです。
※最悪の場合はメーター改ざん
先ほどの錆の話と重複しますが、エンジン内部に錆があると故障の原因になり、修理費用に追われることになります。
「年式相応の走行車種を買う」のがオススメですよ♪
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バイクショップの経営年数は基準にならない
バイクショップは”昔からやっているから安心”ということは一切ありません。
新しい・古いではなく、”サービス内容がしっかりしているか”や”カード決済ができるか”など、きちんと時代に合わせたサービスをしているかなどを見るべきでしょう。
愛想がいいから、安いからといってお店を選んだりせず、今後のアフターサービスをしっかりしてくれるパートナーショップを選んでください。
最後に
バイクは車に比べて危険が隣り合わせな乗り物です。
一番は自分で整備してメンテナンスをしていくのが理想ですが、それも環境や機材によって個人でするにも限界があります。
アフターフォローが充実したパートナーショップと理想のバイクが見つけられるように、是非頑張ってください!!
それではまた♪